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自分を表現するって難しい

アサーションの研修をすると、時々最後まで自分を表現できない人がいる。まるで、人との関わりをできるだけもたないようにしているように、自分のことを一切話さず、人の話にも何のコメントもせず、ただぼんやりとその場をやり過ごしている。

1日一緒のグループにいるのに、会話もおしゃべりも途切れがち。話をしていても、会話が続かない。大勢の中で、自分を出すことを恐れている

「自由に感じたことを話してみて」というと、それが一番難しいという・

何を言えばいいのかわからない。
どういえばいいのかわからない。
言葉が浮かばない。
何も感じないし、関心もない。

表情も変化に乏しく、喜怒哀楽がわからない。

以前の私は、そういう人がとっても気になって、なんとか楽しい気分にさせようと
やっきになっていた。

でも、彼女の最後の感想を読むと、実にいろんなことを感じているのだ。
内面はとても豊かで、自分の感情を持っている。
短時間で、それを相手に伝えることが苦手なのだ。

そう思うと、だまってそれを受け止めようと思えるようになった。

コミュニケーションは、相手の投げたボールをしっかり受け止めて返すこと。
ボールを投げられない人に、無理にボールの投げ方を教えてもうまくいかない。
ボールを投げようという気持ちになるまで待つ。
ボールを投げる楽しさを根気よく伝える。
そして、弱い力で投げたボールを見逃さずしっかり受け止める。

その気持ちを大事にしよう。

私も実は、本当の自分を表現するのが苦手なのだ。
だから、そんな女性たちが苦手なのかもしれない。

自己欺瞞。それは私が最も嫌いで、そして最も私を現している言葉。

いつか、自己欺瞞の箱の中から飛び出せるよう
私も自分と向き合っている。
# by arara_lcda | 2006-09-10 21:49 | ひとりごと

たくさんの中の1人

昨日は、国際女性ビジネス会議に参加しました。
1200人もの女性の中で、同じ興奮を味わっていました。

自分の関心のあるテーマのイベントに参加せずにはいられません。
それが、国内だろうが国外だろうが・行きたくなったら気持ちをとめられないのです・
いつも、お金と時間がそれを縛るのですが。

会社を創って、一番よかったこと。
本を自由に買えること、行きたいセミナーにいけるようになったこと。かな(笑)

今回は、知人を誘っての参加でしたが、
彼女とは、午前中のテーブルを一緒に過ごしただけで、後は自由解散。
最後のネットワーキングパーティでも見つけることはできませんでした。
というよりも、見つからないようにしていたといったほうが正解かも。
とっても仲のよい人なので、きっと一緒に行動してしまうでしょう。
それが、イヤなのですね。

私は私の見たいものを見て、感じていたいし、新しい人とつながりたい。
彼女もきっと自分の見たいもの話したい人が居るはず、と思うと
この場でなくても話が出切る人と一緒に過ごすのはもったいないと思ってしまうのです。


それにどうも、私は人と「一緒」に行動するのが苦手なのですね。
全く一人ぼっちは寂しいけれど、一緒にというとなんだか息が詰まる。
学生時代もよく、友達から離れて一人本を読んだり、考え事をしていました。

友達が嫌いではないのですが、一人の時間と空間はとても大事なのです。

ただ、その距離感はとても難しい・。
近づきすぎてもしんどいし、離れていては寂しいし・

たくさんの中に1人でいることに、私の弱さと強さが見え隠れします。

相手との距離をどうつくるか、それは人生をかけての修行の一つかも??
# by arara_lcda | 2006-07-16 22:50 | ひとりごと

動き出すとき

会社を作って3年がたちました。なんとか軌道に乗ってきたようにも思います。
ひたすら走ってきたような気もします。でも、まだまだ私の感覚ではのろい歩みです。
もっとダイナミックに、もっとエキサイティングに動きたいという気持ちをとめられなくなりました。

やりたいことが山ほどあって、行動が追いつきません。
頭の中からあふれるアイデアを受け止める器が小さすぎます。

クオンタムリープという言葉があります。量子的飛躍とでもいいましょうか。
小さく飛び跳ねていた一匹の蚤が、ある日とてつもなく大きなジャンプをして宇宙に飛び出す。

そんなイメージです。

私を自由にさせてください。宇宙の果てまで一度行ってみたいのです。
たとえ、失敗しても悔いはありません。やらないことのほうが、私にとっては罪なのです。

秋から本格的に動きます。

私には、私の考えに共感してくれる仲間が必要です。
このキーワードに関心のある人は、どうぞ私と一緒に宇宙の果てを見に行きませんか?

知的好奇心 * 前進 * 行動 * 全体性 * ホリスティック * スピリチュアル *

セルフモチベーション * 探究心 * オプティミスト * ポジティブマインド * 試行錯誤 

トライ&エラー * 目標志向 * ストップ&ゴー * キャリアドリフト * 集中 *エナジー

ダイナミクス * パワー * エンパワー * パワフル * 元気 * やる気 * イキイキ

自己成長 * ピグマリオン効果 * セレンディピティ * ペイフォワード * 互酬性

捨てる * 流れる * インプットとアウトプット * アフォーメーション * フロー体験

考え抜く * 自己成就予言 * セルフレギュレーション * EQ *SQ * AI

マインドセット * 慈悲 * 寛容 * 感性 * カタリスト * 変化 * 挑戦 * 内省


そして・・・  クオリア 

私を突き動かすこれらの言葉を共に、新たな世界を創りに行きます!
# by arara_lcda | 2006-07-09 10:42 | キャリア

時間をかけることの大切さ

最近、もう一つのブログ「明日のキャリア応援します」の更新に忙しくて、こっちのほうはご無沙汰です。
まあ、このブログは好きなことを好きなときに好きなように書き込むっていう気楽さでやってるし、ぼちぼちいきます。こっちのほうが結構本音だったりしますけど(笑)

夫は昔から多趣味・資格マニアでこれまでにもいろいろやってます。
宅地建物取り扱い主任者とか旅行取り扱い主任者、調理師免許といった仕事がらみのものとか、色彩検定、住福祉環境コーディネーター、グリーンセイバー、救急救命など、脈絡はありません。
文化センターの所長をしていることもあり、新規講座で面白そうなものにはほとんど首を突っ込んでいます。ガーデニングやフラワーアレンジが流行ったときは、一時家中にプランターがあふれていたし、ウッドカービングや手品に凝ったこともあります。
(手品は、子どもの友達に大うけでした。)

今は、ウッドバーニングのプロ講師になると張り切っています。通信講座に申し込んで、1年分の教材がどさっとやってきました。ウッドバーニングは、専用の電熱ペンを使って木の板に絵付けをするもの。一見簡単そうで、夫はたちどころにステップ3までを仕上げてしまいました。

ところが、ステップごとに合否があって80点以上にならないと次に進めないし、最初の作品が帰ってこないと次が送れません。じりじりしながら作品の返却をまっていたのですが、先日ようやく戻ってきました。ところが、これが見事に不合格。

5ページにもわたる評価シートには、なぜ不合格かが様々な角度から書かれていていちいち納得。

ようするに「雑」すぎるのですね。「仕上げる」ことを急ぎすぎて、「丁寧に正確に」という部分が
とても合格点に達していないのです。

厳しいコメントをもらって、一本の線を引くことの難しさをようやく実感したようです。

私も一緒に読んでいて、ドキッとしました。
これって、仕事にも当てはまりますよね。

私たちの会社ではよく「Do」と「Be」の話をします。「する」(結果を出す)ことにココロを奪われると、「あり方」(プロセス)がおざなりになります。
成果・結果を出すと同時に、どのように進めるか。ということもとても大事なのですね。

先をみて仕事をすることは大事ですが、今目の前の一本の線に心をこめる。時間をかける。
それを忘れては、やはりよい仕事は出来ないということでしょうか。

結構簡単じゃないかとなめていた夫は
すでに仕上げてしまった2枚の作品を目の前にして、ちょっと悔しそう。

ここからが本気勝負の始まりのようです。


今日のワクワク

急ぎすぎると、見落としてしまうことがあります。
ただ、時間をかけるだけがよいのでもありません。

ようするに「今」にどれだけ集中できるか、気持ちを入れて時間を使えるか
が大事なような気がします。

一つ賢くなりました。夫に感謝!です。
# by arara_lcda | 2006-05-03 13:05 | ひとりごと

企業の本質を見抜く力

 少し前に、東横インが建築基準法違反で摘発されていました。東横インは、女性を活用しているということで国の外郭外郭団体が発行している情報誌で紹介されたことがあります。
好印象をもっていただけに、現実を知り深い失望を覚えました。
多くの会社でストレスやパワハラなどが要因で、メンタルヘルスの問題を抱える社員が急増しています。本当に、ここ数年、企業の表と裏の乖離が激しくなっているような気がします。

そこで働く社員や顧客の利益や満足度、モラル、倫理。そういったものはすべて売上至上主義、儲け優先の経営の中で、ぞんざいにされているようです。

この4月から働き始めたばかりの娘も、入社前のイメージと現実のギャップに苦しんでいます。
話を聞けば聞くほど、働く場としての最低限のマナーのない現場に怒りすら覚えます。
マネージャークラスの複数の人が、社員に対して「ぼけ・かす・死ね」という言葉を投げつける。
ミスをした社員に「ダメ○○」とか「ダメ○○でもできるのに、なんでお前にできないんだ。」という。あげくの果ては、お客様のことを「そこのジジイ」・・・

人手が足りないからと、休憩時間にも頻繁に呼び出しがかかり、満足な教育もないままに現場に放リ出す。パートや派遣社員からは、「どうしてこんな会社に入ったの」と言われる始末。
仕事自体は楽しいのに、乱暴な言葉が飛び交う職場の荒れた雰囲気にショックを受けています。

これが急成長をしている一部上場企業の現場なのでしょうか。
採用の時に聞かされた「明るく元気な社風です。」という言葉が空々しく聞こえるほどの、現場の
荒廃ぶりです。店長や一部のマネージャーの資質だけの問題とは思えません。このような暴言や態度は、それを許している会社の風土と強く結びついているのです。

はじめは、周囲に振り回されずに、まずは仕事を覚えてお客様に喜ばれるようにと言い続けていましたが、それすら難しい状況です。
早々に就職を決め、のんびりとしていた娘にとって思いがけない試練です。
長い仕事人生の中では、いろいろなことがあります。現在その渦中にある彼女には、まだそんな余裕はなさそうですが、この経験を乗り越えてくれればと願うばかりです。

普段キャリア支援をしている私ですが、自分の娘となると、なかなか冷静にはなれないなあと
反省しきり。

企業の本当の姿は、外からはなかなか見えません。またどこを見ているかで、ぜんぜん違う姿にもなります。
本質を見抜くことは容易ではありませんが、様々な角度から情報を集める、自分の足と目と耳で確かめる必要があるのでしょうね。
# by arara_lcda | 2006-04-16 18:10 | キャリア